姓名判断 - お行 - 大江正篤

大江正篤さんの姓名判断

画数

大・・・3画
江・・・7画
正・・・5画
篤・・・16画

大江正篤さんの四運

●総運（姓と名すべての文字の各画数を合計した数）…3+7+5+16=31
●社会運（姓の下の１字と名まえの上の１字の画数を合計した数）…7+5=12
●人生運（総運の数から社会の運を引いた残りの数）…31-12=19
●伏運（社会運の数に名まえ画数を加えた数）…12+5+16=33

■ 姓名総運の画数の吉凶と性格

【男◎】

大吉ともいうべき画数です。意思もかたく、明察力に優れ、情勢をあやまりなく判断する能力をもっています。他人に推されて長上の地位につき、富貴栄達を得るという吉数です。

■五十音別・音運の見方

【『ま』・・・人を得る長者タイプ】

頭がよくはたらいて、人の心をたくみにつかむことができるために人望を得て、しだいに勢力を伸ばし、グループのリーダー格となることができましょう。

漢字の解説

【正】・・・ただしい、正義。

「正」を用いた名前の例

正（タダシ）、正史（マサシ）、正路（セイジ）、正子（マサコ）

「正」の名前が入った著名人

・近藤正臣－俳優
・火野正平－俳優
・森川正太－俳優

【篤】・・・篤実、なさけ深い。

「篤」を用いた名前の例

篤（アツシ）、篤郎（アツロウ）、篤人（アツヒト）、篤美（アツミ）

「篤」の名前が入った著名人

・武者小路実篤－作家
・川口篤－仏文学
・渡辺篤－俳優

大江正篤さんと類似する氏名

大江崇允（たかまさ）（映画「ドライブ・マイ・カー」の脚本を、濱口竜介監督とともに共同で執筆した。アカデミー賞脚色賞にノミネートされた。）
大江健三郎（作家。ノーベル文学賞を受賞した。）
大江竜聖（読売ジャイアンツの野球選手）
大江広元（平安～鎌倉時代の貴族）
大江順一（ゴルフキャディー）
大江裕（演歌歌手）
安岡正篤（哲学者）
阿部正篤（江戸時代の大名）
近藤正篤（弁護士）

読み方（例）

おおえ・まさひろ
おおえ・ただあつ
おおえ・まさあつ

■大江健三郎氏の講演（1994年）

「癒（いや）される者」

20世紀の日本、日本人が病んだ最も大きい病気はなんだったか、それは太平洋戦争にいたる軍国主義の膨張ということだったでしょう。

病む者としての日本人の大きい暗喩（メタファー）として、広島・長崎を顧みることが有効だと思います。

日本人は、広島・長崎をこのような視点でよくとらえてきたでしょうか？

私は次の三点において疑いをもつのです。

アメリカの外交評論家ジョージ・ケナンは著書『核の迷妄』に、核兵器の使用について次のようにのべています。

《文明は、われわれの世代のみの所有ではない。われわれはその所有者ではなくて、単に保管者なのである。それはわれわれより無限に大きく、重要な何者かである。（中略）それを慈しみ、よく保ち、発展させ、望むべくは改良して、あるいは少なくとも壊さず、そのままにわれわれの後に来るべき者らに渡せ……核兵器の使用、それは傲慢（ごうまん）、涜神（とくしん）、そして侮蔑（ぶべつ）だと思う》

私がこれに教わるのは、日本人が本当に広島・長崎の原爆の経験を、過去から未来への大きい文明の展望のなかでとらえたか、を疑うからです。そして、ケナンのいう「文明」を「人間の身体」という言葉に置きかえれば、このフォーラムに対して示唆にとんでいると思います。

アメリカの心理学者ロバート・Ｊ・リフトンは著書『自己の生命』において、生命と死との結びつきの意味をといていますが、私が強調したいのは、かれの思想が、広島の被爆者たちの綿密な調査から生まれた、ということです。

死についてリフトンは分析します。一つは、死が生の終わりということ。二つは、死は生のモデルとなり、生は死の模倣となるという考えで、かれが、「生の内なる死」あるいは「心的感覚麻痺（サイキック・ナミング）」と呼んだもの。第三は「創造性と再生の一要素としての死」ということです。

第三の思想的立場は、広島・長崎の被爆者たちに見られます。広島・長崎への原爆投下をアメリカと日本の国家的な責任としてとらえ、日本政府に、核廃絶を世界的に主張せよ、そして被爆者に国家補償せよ、という「被爆者援護法」の運動です。ここに私は、ケナンのいう、人類の文明全体に対する傲慢、涜神、侮蔑が核兵器の使用であった、という大きい文脈に立った構想がある、と思います。

私はもう三十年ほども前、ひとりの被爆者の老医師が、この「被爆者援護法」のための集会で語られた言葉を思い出します。自分は生きている者たちよりあの日死んで行った多くの人たちと近く感じる。しかし子供たち、孫たちのために、自分は核兵器への批判を語るのだ、と。

ここに、私はリフトンの、心的感覚麻痺の状態がはっきり示されていると思います。同時に、死に深く刻印された人間の、生命、再生へのねがいが、ひとつの行動となっている様子も示されていると思います。